トロマット生地をわかりやすく解説!特徴やお手入れ方法がわかる
トロマットはどんな生地なのか、トロマット素材はどこで使われているのか、ほかの生地との違いは何なのかを知りたくはありませんか。
このコラムでは、トロマットの特徴や使われやすい場面、防炎加工、お手入れなど、トロマットの基礎知識を簡単に解説します。
ほかの生地との違いや、トロマット生地製品の価格表についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ー CONTENTS ー
- 01トロマット生地とは?
- 02トロマットとほかの生地との違い
-
- ー ターポリン素材との違い
- ー 布素材との違い
- 03トロマット生地を使った製品の価格表
- 04まとめ
トロマット生地とは?
トロマットは、ポリエステル100%の化学繊維で作られた生地です。
ここでは、トロマットの特徴や仕様、用途などについて簡単に解説します。
トロマットがよく使われる場面
トロマットは横断幕やタペストリー、テーブルクロスなどでよく使われています。
横断幕は、スポーツやコンサートの応援や、店舗の看板として使われることが多いです。応援メッセージ・スローガンや店舗の宣伝などを印刷して使います。
持ち運びに適しており、屋内外で繰り返し使用しやすいため、トロマットで作られることが多いです。
テーブルクロスは、イベントや展示会のために、机の上からかけて設置されることが多いです。企業のロゴや、おすすめしたい商品などを印刷して設置します。
折りたたんだり机にかけたりしてもしわが目立ちにくく、手軽に持ち運ぶことができるため、トロマットのテーブルクロスが重宝される傾向にあります。
タペストリーは、イベントの案内やメニュー表に使われたり、個人グッズとして製作されることが多いです。イベントの内容や紹介したい製品、自作のイラストなどを印刷して使います。
壁や天井から吊るしたときに、しわにならずまっすぐな状態で吊るせるため、トロマットが使われやすくなっています。
防炎加工について
「防炎加工」を施した、防炎トロマットもあります。
防炎加工とは、生地に炎がついたときに、燃え広がりにくくするための加工のことです。「燃えにくくするもの」なので、「燃えない」ことを保証するものではありません。
防炎に関しては、消防庁や各自治体の条例などに詳しい記載がありますので、チェックしてみてください。
参考:「防炎の知識と実際《防炎普及用資料》」消防庁
トロマットのお手入れのポイント
トロマットのお手入れのポイントを紹介します。
折りたたむときは、直射日光による色褪せを防ぐため、印刷面を内側にしましょう。
生地に汚れが付いたときは、ぬるま湯で手洗いするか、濡らした布で優しく拭き取ってください。洗剤を使う場合は、中性洗剤であれば生地が傷みにくいです。
なお、洗濯機や乾燥機は、色落ちにつながるため使わないようにしましょう。
トロマットにアイロンをかけるときは、あて布をしたうえで、80〜150度に設定したアイロンでシワを伸ばしてください。
トロマットとほかの生地との違い
トロマットと、ターポリン・布生地との違いを解説します。
製品を比較や検討をする際にお役立てください。
ターポリン素材との違い
トロマットとターポリンの違いを表にまとめました。
トロマット | ターポリン | |
素材の種類 | 布 | ビニール |
特徴 |
ターポリンより軽い 折りたたんで保管できる 屋内外で使える(やや屋内向き) しわがつきにくい ツヤが弱めでマットな質感 |
トロマットより重い 丸めて保管するのがおすすめ 屋外で使われることが多い 防水性・耐水性が期待できる ツヤがある質感 |
生地の重さ | 約160g/m2 | 約380g/m2 |
生地の厚み | 約0.32mm | 約0.33mm |
交換の目安 | 約1年~2年 | 約3~5年 |
トロマットは屋内使用向きかつ軽量で、複雑なデザインにも対応しやすいです。ただし、使用できる期間は比較的短めなので、注意しましょう。
ターポリンは耐久性・防水性があり屋外使用に適しています。ただし、重さがありインク剥がれ防止という観点からも、丸めて保管することが推奨されます。
布素材との違い
トロマットと布生地(テトロンポンジ・テトロンツイル・トロピカル)の違いを表にまとめました。
トロマット | テトロンポンジ | テトロンツイル | トロピカル | |
特徴 | シワになりにくい 用途:横断幕・垂れ幕 |
耐久性がある 用途:のぼり旗・タペストリー |
やわらかい 用途:団旗・フラッグ |
丈夫 用途:店舗フラッグ・大型幕 |
生地の重さ | 約160g/m2 | 約60g/m2 | 約150g/m2 | 約100g/m2 |
生地の厚み | 約0.32mm | 約0.14mm | 約0.27mm | 約0.20mm |
交換の目安 | 約1~2年 | 約3か月 | 約1年 | 約半年 |
トロマット・テトロンポンジ・テトロンツイル・トロピカル、それぞれに特徴とメリットデメリットがあります。用途や使用環境に応じて、比較検討してみてください。
トロマット生地を使った製品の価格表
トロマット生地の製品は、私たちの身近でたくさん使われています。
トロマット生地の横断幕、タペストリー、テーブルクロスの価格表を以下にまとめましたので、参考にしてください。
※以下の価格はすべて税込、オプションなし、防炎なしの場合の価格です
トロマットの横断幕の参考価格
縦/横 | ~120cmまで | ~180cmまで | ~240cmまで |
~60cmまで | 4,620円 | 4,989円 | 6,652円 |
~90cmまで | 4,989円 | 7,484円 | 8,607円 |
~120cmまで | 6,652円 | 8,607円 | 11,476円 |
~150cmまで | 8,316円 | 10,759円 | 12,690円 |
~180cmまで | 8,607円 | 11,421円 | 15,228円 |
~210cmまで | 10,042円 | 13,324円 | 15,724円 |
~240cmまで | 11,476円 | 15,228円 | 17,971円 |
~270cmまで | 11,421円 | 17,131円 | 20,217円 |
~300cmまで | 12,690円 | 16,848円 | 22,464円 |
トロマットのタペストリーの参考価格
1枚 ~ 4枚 | 5枚 ~ 9枚 | 10枚 ~ 19枚 | |
ショート | 2,310円 | 2,255円 | 2,195円 |
レギュラー | 2,890円 | 2,830円 | 2,715円 |
ワイド | 3,985円 | 3,930円 | 3,870円 |
A0 | 3,465円 | 3,375円 | 3,295円 |
A1 | 2,310円 | 2,255円 | 2,195円 |
A2 | 2,310円 | 2,255円 | 2,195円 |
B0 | 4,105円 | 3,985円 | 3,870円 |
B1 | 3,120円 | 3,065円 | 2,950円 |
B2 | 2,310円 | 2,255円 | 2,195円 |
B3 | 2,310円 | 2,255円 | 2,195円 |
トロマットのテーブルクロスの参考価格
1枚あたり | |
前掛けタイプ (W150cm×H130cm) |
9,009円 |
フラットタイプ (W270cm×H130cm) |
12,372円 |
ボックスタイプ (W180cm×H70cm) |
27,500円 |
まとめ
今回のコラムでは、トロマットの特徴やお手入れ方法、ほかの生地との違い、トロマット生地製品の価格表などを紹介しました。
軽くてコンパクトに持ち運べて、お手入れも簡単、防炎加工にも対応できるトロマットは、屋内をはじめ短期間での屋外使用にも適しています。
横断幕やタペストリー、テーブルクロスなどの購入を検討している方は、ぜひトロマット生地を検討してみてください。